【チェコ国立カレル大学】私が学ぶ大学の魅力を話します!
医学部医学科 4年
※2024年6月時点
チェコ国立カレル大学の魅力とは?
本校に限った話ではないが、主要な科目において口頭試験を取り入れていることは日本の教育現場では滅多にお目にかかれない独特な文化である。
教授と対面し知識を披露しつつ議論も行わなければならない環境は、試験に対する程よい緊張を生み出し、より効率的にしかし実践的な知識を習得するための戦略を練るよう学生を促してくれる。
医学部をめざしたきっかけは?
恥ずかしながら私の高校での成績は惨憺たるもので医学部を受験するに値するものではなかった。
しかし虚無状態の自分への焦りがあり、知恵を絞った果てに、自分は人であるから己を知るために人について学ぶ必要があると結論づけた。
自己中心的な思考ではあるが、今やチェコの医学部に4年も在籍しているのだから人生とはわからぬものである。
将来どのような医師になりたい?
いまでは将来像の輪郭を鮮明に描けており、生粋のクリスチャンである私は、腕が確かな臨床医としてイエスの十字架を述べ伝え、訪ねてくる人々を自分自身のように愛し、体を癒やすだけでなく、その魂を永遠に導く者でありたいと切に願っている。
いまだ医師への道半ばで、至らない部分も多く見られるが、神を愛し人を愛することに命をかけようと決心した。
今までで、一番影響を受けた授業は?
解剖学や病理学の実習において人の遺体に触れた。
目の前に冷たく横たわっている高齢の女性は生前どのような人物であったのだろう。
愛する家族はいたのだろうか。
どのような生涯であっても最後にはイエスを信じて天国に旅立てたのだろうか、と考え、私は死ぬその時まで全力で走り続けようと決意した。
スポーツクラブ
ドイツ人の親友は、滑らかなブロンド髪に青い目を持ち、生来のアスリートと表現すべき男である。
自ら複数のスポーツクラブを立ち上げ、集めた仲間たちと有酸素運動に勤しんでいる。
もれなく私もその活動に巻き込まれた。運動の対義語とも言える私が、週末の時間をその友人とのサイクリングに割いている姿は、根気強い説得は人を動かす、という教訓を体現している。
医学部を志す皆さんへ
私は正直どの医学部も大差無いと考えている。
日本や海外を問わず私たちが学ぶ内容は授業や実習の質にある程度のばらつきはあれど総じて共通しているものである。結果的にどの大学に落ち着こうとも一旦入学したならば積極的に学ぶ姿勢を忘れないでほしい。
興味がある学部の現地の生情報を仕入れたいなら、私も含め在校生と直接連絡を取ることをおすすめする。
掲載冊子
こちらの記事掲載冊子は「私立医科大学受験ガイド2025」です。
※2024年6月時点の内容
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