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【順天堂大学】医学は人類の未来に、夢と希望を与える学問です。
「がん治療で最も難しい肺がんを治したい」。高校2年生のとき、医師であった父の勧めで医学部受験を志すように。それまでは宇宙工学の道に進もうと考えていました。ある日、父から「がんの外科手術が要らない世の中が一番良い。患者さんの体に負担が少ない、これからは薬による内科治療の時代が来る」と言われ方向転換。がんの臨床と研究に取り組み、中でも死亡率が最も高いと恐れられる「肺がん」治療の道に進むことを決意しました。
現在、研究・臨床・教育の3分野に携わる順天堂大学医学部長・髙橋和久教授は、自らのキャリアを「挑戦心」と「行動力」、そして「スピード」で切り拓いてきました。医学部卒業を控えた6年のとき、初対面にも関わらず教授を訪ね、その場でスタンフォード大学への短期留学を取り付けたことも。博士課程修了後には、ハーバード大学医学部附属マサチューセッツ総合病院で腫瘍研究のポスドク(期限付き研究者)として留学の機会を得ました。その約3年間、研究に携わる中で「チームワーク」の重要性を肌で学び、一方で日本の研究レベルの高さも実感しました。先端を体験するからこそ、見える景色があります。
しかし、日本に帰ってきて依然と変わらない現場を目の当たりに。「未来の患者さんを治すには、いまやっていることが正しいとは限らない。むしろ古いかもしれない。常に疑問を持ち、自ら考え、すぐに動く。それが私のモットーであり、ひいては患者さんを治すことにつながります」
従来、肺がんは「非小細胞肺がん」と「小細胞肺がん」に分けられ、それぞれに適した薬が使用されてきました。しかし最近になって、がんを引き起こす、さまざまな遺伝子の異常を治療の前に調べられるようになったことで、遺伝子情報に応じた個別化治療が可能になってきたといいます。
一方で現在でも肺がん患者で手術ができるのは約3~4割。約6~7割の人は手術ができない進行がんです。個々の遺伝子情報に応じた早期治療の重要性がますます高まる中、医師には臨床医と研究者を兼ねる「フィジシャン・サイエンティスト」としての知識と技術、経験が求められています。30数年前、髙橋医学部長が忸怩たる思いで看取った肺がんの患者さんも、現在では新たな薬が開発され、ほぼ完治できるそうです。
目まぐるしく進歩する医療の世界において、髙橋医学部長が変わらず抱き続けるのは「患者ファースト」という想い。
順天堂医院の院長を務めていた2020年、新型コロナウイルスが日本を襲います。トップとして行ったアクションは、医療従事者や職員に向け徹底的に情報を公開、共有すること。感染者状況や最新の医療情報などメッセージとともに毎週メールマガジンを発信しました。「我々が皆、同じ方向を向いていること。それこそが危機下に患者さんを守る大きな力になります」
自らもOBである髙橋医学部長は「順天堂大学の良さ」について「非常に愛校心が強く、学生の満足度調査を見ても、学年を重ねるごとに数字が上がっていく稀有な大学」と語ります。1年次の寮生活では、目標が違うスポーツ健康科学部の学生と生活をともにし、多様な価値観に触れ、他者に向き合う医療人としての基礎を築きます。学生と教員の距離も近く、医師国家試験をはじめ充実した学習支援の体制が特徴で、2023年は医師国家試験合格率100%という好結果を得ました。
また、入学時から英語教育に力を入れており、近年では海外の医師免許を取得しグローバルに活躍する人材も出ています。
一方研究面では、学生が基礎研究に触れるプログラムも用意しています。順天堂医院は医療法に基づく「臨床研究中核病院」として承認され、医薬品や医療機器、医療技術の開発に必要とされる臨床研究や治験に力を入れています。現在約60もの民間企業など外部機関との共同研究講座が開設され、先進の研究開発に触れられる点も順天堂大の魅力です。
大学が脈々と受け継ぎ、めざすのは『良医』。切れ味が良く高いレベルの技術を持つ『名医』であるよりも、患者さんに寄り添い、声を聴き、研究を重ね、臨床に還元できる『良医』こそ、順天堂大がめざす医療人です。
髙橋医学部長は「医学は人類の未来に夢と希望を与える学問」と強調します。人は健康な心身があってこそ、さまざまな活動ができる。疾病を治すことは患者さんの未来にとって重要であり、希望を与えることができます。「それは携わる我々自身も希望を得ることができます。まさに医学は自分も含めた人類に夢と希望を与える学問です。興味がある受験生は、ぜひ順天堂の扉を叩いてください」
髙橋 和久(Takahashi Kazuhisa)
たかはし かずひさ
順天堂大学
大学院医学研究科長/医学部長
大学院医学研究科呼吸器内科学 主任教授
医学部内科学教室・呼吸器内科学講座 主任教授
こちらの記事掲載冊子は「ForMマガジン 04」です。
※2024年9月時点の取材内容
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