モデル・コア・カリキュラム
モデル・コア・カリキュラム とは
「医学教育モデル・コア・カリキュラム」とは、医学部で学修すべき内容が医学や技術の進歩により、膨大なものになってきたなかで、「すべての医学生が6年間で身につけておくべき必須の診療能力(知識・技能・態度)」というコアとなる学修目標を記載したもの。
この「医学教育モデル・コア・カリキュラム」は、文部科学省が策定するが、これをもとに、各大学で医学部のカリキュラムを編成している。
各大学医学部のカリキュラムは、学修時間数の3分の2程度がこれに基づいて設計される。そして残りの3分の1程度は、例えば、チーム医療・地域連携・他学部や他大学との連携・情報・研究など、各大学が独自に特色を出したカリキュラムを開発している。
最新のモデル・コア・カリキュラムは2022(令和4)年度に改訂されたもので、2024年度の入学生から適用された。最新版では、人口減少地域の増加、高齢化率の上昇、新興感染症・災害リスクの増大、新たな科学技術の台頭といった、「現在の医学生が医師として活躍する未来を想定した医師の養成」を目指している。