リサーチマインド・研究マインド
リサーチマインド・研究マインド とは
医師のリサーチマインドとは、患者の病態を的確にとらえ、科学的に分析し、EBM(Evidence-Based Medicine=根拠に基つく医療)を実践すること。また、そのエビデンスをつくり出す臨床試験に積極的に取り組むことである。
医学は日々進歩しており、医師は最新の知識・技術を生涯にわたって学修することが必要である。研究医はもちろん、臨床医であっても臨床現場や患者さんの診療のなかで、病気の原因や治療法などについての疑問を常に意識し、論文を調べたり、自ら研究をして論文を書いたりすることは重要である。医学部教育においてもこのリサーチマインドを醸成するために研究の基礎や研究室配属を取り入れている。
医学教育モデル・コア・カリキュラムで、医師に求められる基本的な資質・能力10項目のなかに「科学的探究」がある。「医学・医療の発展のための医学研究の重要性を理解し、科学的思考を身に付けながら、学術・研究活動に関与して医学を創造する」とうたわれている。