【東海大学】
医学部付属八王子病院が地域と連携して乳がん啓発運動「はちおうじピンクリボン」を実施しました

医学部付属八王子病院では9月から10月にかけて、八王子市や地域の医療機関などと連携した乳がん検診の啓発運動「はちおうじピンクリボン」の関連イベントを実施しました。本病院は、「地域がん診療連携拠点病院」として高度ながん医療を提供するとともに、がん診療の地域連携協力体制の構築や、がん患者と家族に対する相談支援、情報提供を行っています。今回の取り組みは、乳がんに関する正しい知識や検診を啓発するため世界的に行われている「ピンクリボン運動」の一環で、昨年度から展開しているものです。今年度は推進月間の10月を中心に、市内各地で多彩なイベントを企画しました。
9月26日には「ピンクリボンかながわ」との共同企画として、座談会「あなたの大切な人を乳がんで失わないために」を福傳寺で開催。本病院乳腺外科の鈴木育宏副院長(医学部医学科教授)をはじめ、一般社団法人ピンクバルーン理事長で乳がん罹患者でもある麻倉未稀氏ら4名が、医師と患者の立場から検診の意義などを語りました。10月5日に東京たま未来メッセで開いた「乳がん検診啓発市民セミナー&体験会」では、鈴木副院長と八王子市健康医療部の職員、地域のクリニックの医師が、乳がんと遺伝との関係や同市の乳がん検診の詳細、乳房の自己触診の方法について説明。市の保健師による乳房モデルを使った自己触診の体験や、企業によるアピアランスケア(がんの治療による外見の変化を化粧でケアする方法)の講座も行われました。
また、1日から20日には、本病院をはじめ公共施設や医療機関、寺院などの建物を、シンボルカラーのピンクにライトアップ。14日に実施した「スカイランタン® in 片倉つどいの森」では、参加者が願い事を書いたピンクのランタンを夜空に飛ばしました。
「はちおうじピンクリボン」を中心になって立ち上げた鈴木副院長は、「この活動は、乳がんの早期発見・早期治療に向けて、自分の乳房を日常的に意識してもらうことや、乳がん検診の大切さを伝えたいという関係者の強い思いから生まれました。八王子市や近隣の医療機関をはじめ多くの方の協力により、昨年以上に賛同者、参加者が得られてうれしく思います。一人でも多くの患者さんを救うため、今後もさまざまな啓発活動を展開していきたい」と話しています。

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データ提供:東海大学

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